「早池峰クマタカ研究会」 

【設立趣旨】

北上山地の主峰 早池峰山は、一帯が「早池峰山国定公園」に指定され、特に早池峰の高山植物群落は国指定の天然記念物をはじめ、自然環境保全地域、森林生態系保護地域に含まれて、保護のネットがかけられている。しかしながら、そこから一歩はずれた麓の森林地帯は、林道が縦横に走り、森林施業と言うにはいささか無秩序な伐採行為が行われている。
森林の王者「クマタカ」が、そのような森林環境の変化に無頓着でいられるわけもなく、このままで行けば人知れず、クマタカの消えた森になりかねない。このような危機的な状況を回避するため、当地におけるクマタカの生息状況調査を早急に行う必要があり、ここに「早池峰山クマタカ研究会」を設立するものである。


【活動内容】

1. 早池峰山一帯のクマタカの生息状況調査

 当研究会の主要な調査エリアは「早池峰山東麓」。早池峰山から東に伸びる主稜線を挟む、閉伊川、そしてその支流の薬師川までの範囲である。このエリアはかなり奥地まで伐採の手が入り、跡地はカラマツの人工造林または、放置状態になっている。当会はこの地域のクマタカの生息状況調査を行う。この場合の生息状況調査とはー

@ 営巣地の特定
A 高利用域の割り出し
B 繁殖状況の確認

である。クマタカのその地域における生息状況を知り、それによって彼らが住み続けることのできる環境のあり方を模索することを調査の主目的である。

2. その他猛禽類の生息確認調査

イヌワシオオタカ等、レッドデータブック記載の絶滅危惧種に関する生息確認のデータを得る。

3. 環境影響評価に関する提言

各種開発行為に関係する環境影響評価(環境アセスメント)を、それらが適切なものであるかどうかのチェックを行い、必要に応じて提言活動を行う。


  
 

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